地域伝統の小唄「岩の原小唄」を復活
  ♪ 越後岩の原  葡萄の名所    葡萄畑のヤーレソーレ♪ (岩の原小唄 作詞:小山直嗣)
 昔、地域で唄い踊られていた伝統芸能 「岩の原小唄」の踊りを復活し後世に伝えようと、上越市高士地区の高士婦人会の皆さんがこの夏から定期的に踊りの練習を重ね、8月21日の「高士まつり」で20年ぶりに披露されます。
「岩の原小唄」の踊りの練習をする皆さん 
 「岩の原小唄」は、日本のワイン葡萄の父・川上善兵衛が創業した市内北方の岩の原葡萄園からの依頼を受け、作詞は詩人や作詞家としてまた県内の民話や伝説をまとめるなど文化振興に尽くした上越市出身の故小山直嗣さんが、作曲は多くの童謡や流行歌を残した故中山晋平さんが担当し、昭和24年に発表されました。

 高士婦人会の保坂いよこ会長によりますと、かつては岩の原葡萄園の従業員をはじめ地域で唄い踊られていたということです。
小唄の踊りの復活は、地域で唄い踊り継がれてきた伝統芸能を残そうと高士婦人会が取り組んでいるもので、地元北方の全日本民族舞踊連盟公認師範の上村ツイさん(75)を講師に練習に励んでいます。

「岩の原小唄」の踊りは、自然な足運びと無駄のない柔らかな手の動きで女性ならではのしなやかな踊りが要求されます。講師の上村さんは、「しなやかな動きが大切。この小唄をなくしたくない。」と話します。
 

再生ボタンをクリックすると「岩の原小唄(一部)」が聴けます
岩の原小唄  作詞 小山直嗣  作曲  中山晋平
 高士婦人会では、復活した「岩の原小唄」の唄と踊りを後世に残していくため夏以降も踊りの練習を重ね、10月末には5番まである唄と踊りを全てビデオに録画し、地区内の各町内の代表へ配布するなどして保存していく事にしています。

保坂いよこ会長は、「小唄の残っている音源は唄も三味線などの演奏もすべて地元の人が演奏したもの。きちんとしたビデオを作成し、地域に残る文化を子供達に残していきたい。この地区の共有財産として地域の催しなどで踊っていってほしい。」と話していました
(平成22年8月6日放送)
上越市上正善寺地区の郷土料理 〜八太郎汁〜
 連日暑い日が続く上越市内。この時期の特産品、市内正善地区のミョウガを使った上正善寺町内の郷土料理「八太郎汁」を紹介します。
八太郎汁 「八太郎汁」は、上正善寺町内では古くから夏の家庭料理として食べられていたもので、キュウリやナス・カボチャなどの夏野菜と正善寺特産のミョウガを味噌仕立てで煮た鍋風の汁物です。

薬味として使うことが多いミョウガを細かく切ることなく、初めから煮込むのがミョウガの産地・上正善寺らしい特徴となっています。

作り方は簡単で、材料を少し炒めたあと煮込み、味噌やみりんで味付けします。最近では、アレンジして市販のカレールーを少し入れる家庭が多いとか。

「八太郎汁」は全体にミョウガの香りが漂い、ほのかにカレーの香り、そして夏野菜のうま味と甘味が凝縮された素朴な故郷の料理。名前の「八太郎」の由来は不明ということです。ぜひ、お試しください。
 八太郎汁   

 材料  キュウリ・ナス・カボチャ・タマネギ・ニンジン・ミョウガ・青シソ
       味付けとして味噌、隠し味でみりん・酒・砂糖・カレールー 各少々
 作り方        
  1. キュウリ・ナス・カボチャは一口大の乱切り、タマネギも食べやすい大きさに切り、ニンジンは短冊切りにする。ミョウガは小さいものはそのまま、大きいものは縦半分に切る。
  2. 鍋に油をしき材料を軽く炒めたあと、水を入れ煮る。少し煮たら味噌を入れ、隠し味のみりん・酒・砂糖・だしの素を各少々入れ、中火で煮込む。
  3. ナスやキュウリに味がしみ込み、カボチャが少し溶けたら、仕上げに細かく刻んだシソを入れる。市販のカレールーを少しいれてもよい。。
 なお、この「八太郎汁」は、8月8日(日)、上越市下正善寺の正善寺工房で開かれる「みょうがの里まつり」で販売されます。地元の夏野菜や総菜の販売、金魚すくい・スイカの種飛ばし競争・サックスコンサートなどが行われます。(平成22年8月4日)
 問い合わせは、正善寺工房 (有線61-0621 tel 025-523-0621)
緑のカーテン実施中
上越市有線放送 事務所の緑のカーテン 学校など公共施設をはじめ、一般住宅でも多く見かけられるようになった「緑のカーテン」。

アサガオやゴーヤなどのつる性の植物を外壁にはわせ、夏の厳しい直射日光を遮るとともに、植物の蒸散作用で外壁の温度を低下させ室内の気温上昇を抑えようというもので、環境意識の高まりとともに広がっています。

 上越市有線放送(上越市鴨島1丁目2番39号)でも昨年から建物の西側に、今年からは正面南側にも拡大し、アサガオの緑のカーテンを行っています。
エアコンの電気使用料削減とまでには至っていませんが、連日のうだるような暑さの中、緑のアサガオの葉が日差しを遮り、事務所内に涼しさを演出しています。

このアサガオは西洋アサガオという品種で種が非常に多く採れることから、種を採取したあとは加入者や市民の皆さんに配布する予定です。(平成22年8月4日)

(写真左:上越市有線放送 正面玄関側の緑のカーテン)
 *写真奥に写っている青いポストは郵便受けです。ポストではありません。
   (時々、間違える方がいます。)
子供の遊びからみる戦争  〜戦争絵双六〜
 今年もまもなく8月15日の終戦の日を迎えます。太平洋戦争が終結して65年がたち、戦争を体験した皆さんの高齢化が進んでいます。
 
 上越市大和3の佐々木雄二さん(64)が所有する戦時中の子供雑誌の付録として製作された「戦争絵双六」は、当時の様子を知る貴重な資料です。
佐々木さんは前島記念池部郵趣会会長で赤いポストの家の郵便コレクターとして有名ですが、戦争関連の資料も多く所有しています。

 膨大な資料の中には、当時の子供雑誌の付録として製作された「戦争絵双六」も数多くあります。「絵双六」は、中国から伝来した盤双六を元に江戸時代に日本で生まれたものですが、戦時中に「小学6年生」や「幼年倶楽部」などの子供雑誌の新年号の付録だった「戦争絵双六」は、朝鮮半島や中国大陸を日本軍が転戦するなど、遊びを通して子供達の意識を戦争へ向かわせようとする当時の日本の様子を表しています。
皇軍万歳双六 
 そのうちの一つ、雑誌「少女倶楽部」付録「皇軍万歳双六」(写真左)は、女の子向けの雑誌の付録でありながら、戦争一色の双六です。
皇居に敬礼してふり出したあと、戦費調達となる国債を買うと4つ前に進みますが、贅沢やなまけは戻ったり、「むだをはぶいてお国へ奉公 兵器献納」「スパイに注意」「兵隊さんは命がけ私たちはたすきがけ 勤労奉仕」などど当時の少女達の日常生活を表しつつ、最後には朝鮮半島や中国大陸を日本軍が転戦して北京での大勝利で上がりとなっています。

佐々木さんは、「当時の子供達の家の中での遊びはカルタや双六。『皇軍万歳双六』は、良い出来だとして海軍と陸軍のお墨付きがついています。(写真右上部分)」と話します。(写真左下:双六の解説をする佐々木さん)
戦争絵双六の解説をする佐々木さん 佐々木さんはこのほかにも、台湾や朝鮮半島・樺太の地図上を回る「新興日本早廻り競争双六」、青年航空兵の戦場での活躍の姿を描いた「あらわしすごろく」、満州国で氷を割って魚を釣ったり、中国で綿花を取ったり、東南アジアで日本兵にバナナを渡すなどの姿が描かれてある「興亜ナカヨシスゴロク」 、幼児向けにはゾウやワニなど東南アジアの大型動物や猛獣を捕える「猛獣狩り」の双六など、当時の国策を子供の年齢にあわせ描き発行されたさまざまな「戦争絵双六」を所蔵しています。

 佐々木さんは切手をはじめとする郵便関連の資料やグッズを収集する中で、明治から太平洋戦争敗戦までは戦争に関わるものが多いことから戦争関連の資料の収集を始め、この資料をもとに小中学校での平和学習の活動も行っています。

 子供時代を戦争とともに過ごした年代の皆さんは、「日本の勝利は信じて疑わなかった。」と話す方がほとんど。
「戦争絵双六」は、学校での軍国教育はもちろん、子供の遊びの中にまで戦争が深く入り込んでいたことを表しています。
(平成22年7月29日放送)
新興日本早廻り競争双六興亜ナカヨシスゴロク
(写真左:新興日本早廻り競争双六                  写真右:興亜ナカヨシスゴロク)
日満支一巡交通双六あらわしすごろく
 (写真左:日満支一巡交通双六                   写真右:あらわしすごろく)
まるで別世界! 猛暑の中でも一瞬にして凍える寒さ 〜岩の原葡萄園の雪室〜
 全国的に猛暑が続く中、上越市でも梅雨明けした7月17日から大暑の23日まで連続7日間、最高気温が33度を超える日が続いています。
 連日、うだるような暑さですが、冬場の雪を貯蔵した市内北方の岩の原葡萄園の雪室内は、なんと気温は4度。天然冷蔵庫といった状態で屋外とは別世界の涼しさならぬ寒さです。
雪室 ワイン貯蔵庫(第二石蔵)で熟成中のワイン
4度を示す雪室内の温度計 (写真左:雪室内 右側にあるのが雪の塊)
(写真右上:雪室に隣接したワイン貯蔵庫)
(写真右下:雪室内の温度計 4度を指している)
 岩の原葡萄園の雪室は、日本ワイン葡萄の父・創業者の川上善兵衛が明治31年に「雪室」を設置したことから平成17年に再建されたもので、貯蔵された330トンの雪の雪解け水を循環させ熱交換することで隣接するワイン樽貯蔵庫を冷房し、夏でも17度から18度に保っています。

また雪室内には見学通路があり、白い雪の塊から放たれる冷気のシャワーを直接浴びることができ、この猛暑の中でも一瞬にして涼しさを感じ、そしてあっというまに凍えるような寒さとなります。

 千葉県から大型バスで訪れた観光客も、大きな雪の塊とその寒さに「すごい!!」「寒い!!」と驚きの声をあげていました。

 岩の原葡萄園の岡本広報部長は、「雪室は外の暑さ暫し忘れさせてくれます。この猛暑で冬の寒さを忘れてしまった上越市民の皆さんも冬の寒さを思いおこすためにも、避暑においでください。」と話していました。
 
北方の岩の原葡萄園の雪室は、午前9時から午後5時まで、いつでも見学できます。また、29日(木)から8月5日(木)までは夏休み企画として、葡萄園内のレストラン「ラ・カーヴ」でサマーバイキングが行われるということです。
問い合わせは、 岩の原葡萄園 ( 有線55―3050・TEL 528―4002)  
GACKT謙信、一足早くポスターで登場!! 〜23日から販売も〜
ガクトさんモデルの謙信公PRポスター  8月21日(土)・22日(日)に開催される第85回謙信公祭に謙信公役で出演するミュージシャンのGACKT(ガクト)さんをモデルにした謙信公祭のPRポスターが完成しました。
7月23日(金)からは、上越市の上越観光コンベンション協会と上越市埋蔵文化財センターの2か所で1枚800円で販売されます。

 謙信公祭への出演は今回が3度目となるガクトさん。今回のポスターは、謙信公祭への出演のきっかけとなったNHK大河ドラマ「風林火山」の出演時に出版した写真集用に撮影されていたものが採用されました。

ポスターは、市内の公共施設やJRの駅や電車内に掲示されるほか、23日(金)からは上越観光物産センター内の上越観光コンベンション協会と上越市埋蔵文化財センターの2か所で販売されます。
価格は1枚800円で、収益は謙信公祭運営の協力費や春日山城跡の保存整備に活用されます。

 なお、ポスターの販売は対面販売のみで予約や郵送などはありません。
(平成22年7月21日放送)

上越観光物産センター(025-543-2777)
上越市埋蔵文化財センター(025-521-6280)